こんにちは、BMW3シリーズツーリングを中古で買ったファン(@one_quarter_)です。
今回初めてディーゼル車を買ったのですが、ガソリン車とは違う感じですが、快適に乗ってます
そしてこの度、買ってから9ヶ月ほど経ったところで、いきなり大量の警告が出ました。
いきなりたくさん出たし、アイドリングストップからエンジンがかかるたびに警告音が鳴るのは心臓に悪いよね・・・
ということで、この不具合を解決したので、ご紹介します。
警告の原因究明
いきなりのことだったので、最初はかなりびっくりしました。
でも、こんなに一気に警告が出るってなんかおかしくない?
とも思ったので、コンピューター関係かセンサー関係じゃないかなーと直感的には思いました。
調べてみるとこの症状、あるあるの不具合らしく、検索するとたくさんの記事が出てきました。
こちらは、ABSなどで使われているタイヤの回転数を取得する通称スピードセンサーの故障が原因みたいです
でも、タイヤは4本あるし、どのセンサーが故障してるの?
そうなんです。
4つ全部交換してもいいのですが、それが原因かを特定するためにも、OBDⅡのスキャンツールを使ってどこのセンサーが故障しているのかを特定することにしました。
OBDⅡのスキャンツールとは、OBDⅡという自動車特有のコネクタに接続して、車のコンピューターに記録されているエラーなどを読み込む装置です。
ちなみに、普通はディーラーに診断してもらうと思うのですが、BMWでは1回の診断で¥4000〜¥5000かかるそうで、自分で整備するならそれぐらいの値段で買えてしまうので、1つ持っておいて損はないと思います。
私はOBDⅡのBluetoothアダプターを購入して、iPhoneの「BimmerLink」というアプリを使って診断しています
BimmerLink for BMW and Mini
SG Software GmbH & Co. KG¥3,920posted withアプリーチ
ちなみに値段はアダプターが¥5000弱でアプリが¥4000弱なので、合わせても1万円も行かないです。
私はコーディングもやっているので、Bluetoothアダプターを選びました。
コーディングとは、簡単にいうと車のカスタマイズのことで、有名どころでは、リモコンでロックした時に同時にミラーを格納したり(デフォルトでは長押ししないとミラーが格納されない)、軽くウィンカーを出したときの回数を3回から5回に変えたりとしたちょっとした変更です。
ディーラーやショップでやってもらうと1項目当たり数千円〜1万円程度かかるとのことです。
上記の組み合わせで、問題なく使えていますが、iPhoneをお使いではない方など、スキャンツール単体で動くものもあります
そして、BimmerLinkでエラーを取得した結果がこちら↓
予想通りスピードセンサーのエラーが出てますね
そして今回故障していたのは前輪の左右両方でした。
スピードセンサーの購入
ということで、対象のセンサーを購入して自分で交換したいと思います。
ちなみに正式名称は「F DSCパルスジェネレーター」で、純正部品番号は34526869320です
ディーラーで購入すると、お値段なんと1本¥16,000程度!
さすがBMWですね・・・
で、最初はディーラーで購入する予定だったのですが、検索してみると海外通販で買って交換している方もちらほら見かけましたので、自分もそうすることにしました。
私はAliexpressで購入しましたが、お値段なんと1本¥894!
安っ!!
安すぎるので不安になるかと思いますが、同じような値段で購入された方もいますし、センサー自体の仕組みも簡単なので大丈夫だろうということで購入しました。
届いたものがこちら↓
中国らしい袋で届きましたが、中身は綺麗で大丈夫そうです。
ちなみにAliexpress Standard Shippingという送料が¥100もしない配送方法を選びましたが、注文してから18日程度で届きました
ディーラーで発注しても2週間程度かかるとの情報もありましたので、許容範囲です。
スピードセンサーの交換
届いてすぐに交換をしましたが、在宅勤務中の昼休みで2つとも交換できるほど簡単でした。
交換に必要な工具
スピードセンサー交換に必要な工具はこちらです。
- フロアジャッキ
- ジャッキアダプター(BMW用)
- クロスレンチ(17mm)
- トルクスレンチ(T-30)
今回の作業、タイヤを外してセンサーを交換するので、ジャッキアップが必要になります。
私の使っているフロアジャッキはこちら
BMWはジャッキポイントが特殊なため、各車輪ごとにジャッキアップする時は、ジャッキアダプターが必要になります。
ちなみに私はこちらを3Dプリンターで自作しました
あとはホイールナットを外すための17mmのクロスレンチとセンサーを外すためのT-30のトルクスレンチだけです。
トルクスレンチは特殊な部類に入るかと思いますが、私はこちらのようなソケットレンチセットを持っていたので、追加購入なしで済みました
スピードセンサーの交換手順
スピードセンサーの交換手順はこちらです。
- ジャッキアップする
- タイヤを外す
- 古いセンサーを外す
- 新しいセンサーをつける
- タイヤをつける
- 車を下ろす
タイヤを外すだけでセンサー交換できるので、すごく簡単です!
まず、ジャッキアダプターとフロアジャッキを使ってジャッキアップします。
そしてタイヤを外します。
外したタイヤはジャッキの横に寝かせておいておき、作業中に万が一ジャッキが倒れたりしてもホイールが車体を支えてくれるようにしておきます。
まず、センサーのコネクタとケーブルの固定を外します。
コネクタの箱は爪で留まっているだけで、中はこのようになっています。
センサー自体はハブの真ん中ら辺にトルクスのボルト1本で留まっています。
トルクスレンチを使ってボルトを外します。
センサーを外したら、逆順で新しいセンサーをつけます。
若干、コネクタの箱の上のケーブルが長く、曲げていますが許容範囲だと思います。
あとはタイヤをつけて下ろすだけです。
浮いた状態だとタイヤが回ってしまうので、タイヤを手で押さえて締められるところまで締めておきます。
本締めはタイヤが地面についたところで行います。
油圧のジャッキは、一気に圧を抜くと一気に落ちますので、慎重に緩めて下ろします。
地面に少しついたところで、ホイールナットを本締めして、全部締めたら完全に下ろします。
必要な工具にトルクレンチを入れてませんでしたが、理想的にはホイールナットの締め付けトルクが決まっていますので、トルクレンチで締めるのが正解です。
お疲れ様でした!
これで交換は終了です!
エラーのリセット
交換が終わったら、車のコンピュータに記録されているエラーをリセットする必要があります。
エラーリセットもBimmerLinkでできますよ
BimmerLinkでは、エラーのスキャンをしたら、右上のゴミ箱マークを押して、エラーをリセットします。
簡単だね!
リセットしてからしばらく走っていますが、それから警告は全く出てないので、解決です!
まとめ
今回は、BMWのあるあるの不具合である、スピードセンサーの故障を直すためにセンサーの交換をしたので、その一連の流れをご紹介しました。
自分でできるメンテナンスとしては簡単な方ですので、同じエラーが出たらぜひ自分でやってみてくださいね
(もちろん自己責任で!)
スキャンツールはディーラーで1〜2回診断してもらう料金ぐらいで買えてしまうので、トラブルがあったらその時に買っちゃうのがおすすめです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!