【自作】デルタ型3Dプリンターの製作 その5 〜ホットエンド編〜

今回は3Dプリンターの最重要部品、ホットエンドのマウントを作りたいと思います。

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ホットエンドとは

ホットエンドは、フィラメントを溶かして押し出すもので、ここがうまくいかないと、いくら正確に位置を動かしたとしても造形できません。
ホットエンドは妥協せずにいいものを買ったほうがいいという話を聞いたことがあるのですが、ひとまずamazonの安いものを買ってみることにしました(^^;)
私が購入したものは、2018/08現在は上記は販売していませんでした。こちらが同等品と思われます↓
正確に言うとチューブの摩擦が強く、エクストルーダを強めにしないといけないということはあるのですが、それぐらいしかなく、今のところ問題なく使えています(現在でフィラメント100mぐらい使用)。不具合が発生したら、追記したいと思います。
さて、本題に戻ります。今回の完成図がこちら↓
前回作ったロッドで吊るところまで行きたいと思います。
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ホットエンドの材料

・ホットエンド一式 先ほどのamazonのやつ
・木板 77×87×9
・木板の端材で作ったくさび
ツバキ・ナカシマ 鋼球(精密ボール) SUJ2 ミリサイズ 10 6
・M5 六角穴付きボルト 20mm 6本
・M5 ナット6個

・M5 ワッシャー 6枚

ホットエンド(マウント)製作に必要な工具

・電動ドリル
・ドリルビット 3mm、5mm
・スパナ
・のこぎり

ホットエンド(マウント)の作り方

1.罫書きと穴あけ

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↑の写真のように、ホットエンド(ファンが付いている方)は固定する部分がくびれています。そのため、一度太い方を通してから細い方がはまるようにしないといけません。そこで、細い方の穴を中心に、太い方の穴を隣接させ、太い方の穴から細い方の穴にスライドさせて固定することにしました。
ここでは、これらの穴と、鉄球付きボルト用の穴を開けていきます。鉄球付きボルトの穴は、各軸で2つ必要ですが、60mmの間隔にします。キャリッジでその間隔を60mmにしたので合わせます。
これを正三角形のように配置するわけですが、罫書きはまず、一辺が60mmの正三角形を描き、各辺を外側に10mm平行移動させます。鉄球付きボルトの穴はΦ5で、ホットエンド用の穴は、その3でベルト用の穴を開けたように、ドリルで何度も穴を開け、カッターやヤスリなどで整えました。
できたものがこちら↓木板のサイズがギリギリで、鉄球付きボルト用の穴で何箇所か割れてしましました(^^;)
もう少し余裕を持った方がいいですね…
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2.鉄球付きボルトの組み付け

↓のように鉄球付きボルトを指し、ワッシャーとナットで締めるだけです。
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3.ホットエンドの組み付けと吊り

くさびの写真を撮り忘れました(^^;)。↓の写真の青い物体がくさびです。こんな感じのを木板の端材で作り、ホットエンドとホットエンドマウントの間に挟んで固定します。
これで完成!
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次回は、最重要部品その2、エクストルーダを作っていきたいと思います。

最後までありがとうございましたヽ(^o^)

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